山内美陶鈴・夢綺譚

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help リーダーに追加 RSS 【梔子の香り】

<<   作成日時 : 2008/06/13 19:32   >>

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アルバム【梅田スカイビル】へ今朝歩道を歩いていて、ふと漂う特異な甘い香りに気づいた。
生垣の梔子が咲き始めていた。
ついこの間まで沈丁花の香りが漂っていたのだが、もう穏かな春ではないのだよと、改めて知らしめようとしている気がした。
そういえば梔子の花は、悲劇の歌姫ビリーホリディーが好きで、髪飾りにしていたな・・・。
用事で大淀のほうに出向いたついでに、昼食がてら梅田スカイビルに訪れた。
空中庭園にも上ってみたが、高所恐怖症の私は地上にある庭園のほうが気に入った。
「新梅田シティ・中自然の森」なる、都会の中の小さな森がある。
人工といえばそれまでだが、よくこんなところに造ったなと思った。
「滝見小路」と相まって、独特の雰囲気を醸し出している。
よく分らないのなら、論より証拠、行ってみてみれば
この時期はゲンジボタルを放ち、夜には幻想的な幽玄の世界へと誘う。
浴衣着てランデブー
ビルの直ぐ側では小さくとも四季や自然の恵みを表す、こじまりとした庭園も造られ、高校の園芸科による「花と蝶の庭」等があったり、小川にはなんとメダカさんかいるのだ。
このミスマッチは面白いが、私が子供頃は、このへんは雑草ぼうぼうの空き地ばっかで、虫さん天国の寂れたところだったように記憶する。
歳がばれる
随分前に、庭師の棟梁の話を聞く機会があった。
棟梁はこの仕事は好きでなければ、絶対にできないと語っていた。
自分は親から継いだのだが、若い時分はこの仕事が大嫌いで、夜には盛り場で飲んだくれていた。
しかし、いっぱしに一人前と認められるようになった頃には、この仕事が好きでたまらなくなっていた。
日焼けした皴だらけの顔を綻ばせて、ゴツゴツした手でグラスをかたむけ、焼酎を美味そうに飲みながら、棟梁はそういっていた。
人工にしろなんにしろ、緑を維持することで、ヒートアイランドを緩和させることになる。
費用の問題はあるが、なるべく多くのビルに、屋上等の緑を積極的に増やしてもらいたいものだ。

Strange Fruit by Billie Holiday


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