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タイトル 日 時
【明星山三室戸寺】
【明星山三室戸寺】 1200年という、悠久の歴史の息吹を感じさせる寺院。 二万株のツツジでその名を馳せる、ツツジ寺である。 五月最盛期にはシャクナゲとともに、見事な景観を眺めさせてくれる。 しかし梅雨時ともなれば、今度は一万株の紫陽花が、色鮮やかなイルミネーション様へと景色を変える。 紫陽花寺としても有名なのである。 四日の日、宇治に用事が出来たので、梅雨入りしたこともあり、ちょっと早いかとは思ったが寄ってみた。 やはりまだ紫陽花は、数も少なく小ぶりで彩りも若い。 紫陽花を観る時は、少し雨模様の濡れ... ...続きを見る

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2008/06/06 17:53
【第75回東京優駿】
【第75回東京優駿】 近畿では早くも梅雨入りになるとのことで、ここのところその兆しが漂った空模様が続いた。 それでも6月1日は、その前の爽やかな快晴の日曜日となった。 東京競馬場も好天に恵まれて、第75回東京優駿が開催された。 前日の雨で馬場状態が懸念されたが、なんとか良馬場に回復した。 東京優駿とは競馬関係者が口をそろえて言う、他の何よりも崇高なるクラシックレース。 素人にもその緊迫感がひしひしと伝わり、弥が上にも盛り上がる。 レッツゴーキリシマが引っ張り、平均ペースで流れる展開。 最後の直... ...続きを見る

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2008/06/02 19:00
【木場町がここにあった・・・】
【木場町がここにあった・・・】 友人の車が突然動かなくなったので、JAFがロードサービスで運んで行った。 電気系統の異常とかで、バッテリーがあがったなどという、そんな生易しいものでもなさそうだ。 立ち往生した場所は、大阪市此花区の朝日橋付近。 たまたま同乗させてもらっていた私は、当初送ってもらうはずだった、JR環状線西九条駅まで徒歩で行くことにした。 友人は予定通り、この近くにある北市民病院に入院されている、お知り合いのお見舞いに向かい、後はタクシーで会社まで戻るとのことで分かれた。 とはいえこの辺りの地理... ...続きを見る

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2008/05/24 21:21
【大阪タワーの噺】
【大阪タワーの噺】 朝日放送が堂島川沿いに建てた、新社屋に移転する。 阪大付属病院が、吹田に移る前にあった場所だ。 旧社屋やホテルプラザと一緒に、どうやら大阪タワーも解体されるようだ。 それらの跡地は、商業施設や宅地として再開発されるらしい。 子供のころ旧社屋にあったABCホールに遊びにいったことがあるし、大阪タワーの展望台にも登ったものだ。 古いものばかりに執着してはいけないのだろうが、やはり慣れ親しんだものがなくなるのに、一抹の寂しさを感じるのは禁じえない。 さほど思い出深いというわけでもない... ...続きを見る

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2008/05/12 07:35
【自由軒の名物カレー】
【自由軒の名物カレー】 大阪港に用事で出向いたので、昼食をとるため、天保山マーケットプレースに立ち寄った。 1階にある「なにわくいしんぼ横丁」の、自由軒で名物カレーを食した。 この横丁は関西名物グルメのフードテーマパークで、昭和40年代半ばの大阪の下町をイメージしている。 そこで大阪難波老舗洋食屋の味を、久々に満喫するのも一興であった。 前に食べたのはいつだったか考えてみたが、どうにも思い出せない、恐らく10年以上はご無沙汰だったろう。 しかし、「創業明治4... ...続きを見る

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2008/05/10 19:02
【のざきまいり】
【のざきまいり】 ここ数年この時期になると、何故か大東市にある野崎を訪れる。 「野崎観音様」で慣れ親しまれている、曹洞宗福聚山慈眼寺に詣でるのである。 落語や野崎小唄で著名な所謂「のざきまいり」であるが、そのついでに裏山に繋がる飯盛山を散策するのが恒例となっている。 年々このトレッキング行は、体力的に厳しくなっているのだが・・・。 朝早めに行き、昼前にはお参りと飯盛山散策を終える。 そして寺前通に連なる、三百軒に及ぶとも言われる露店を、ぶらぶら腹を満たしながら、童心に戻りスマートボールや当てもの等やっ... ...続きを見る

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2008/05/02 17:50
【夜明けの停車場】
【夜明けの停車場】 先日ラジオを聴いていたら、「夜明けの停車場」が流れてきた。 懐かしいやらなにやら、一瞬で時が遡ったようになり、思わず口ずさんでしまった。 長谷川真吾さんとかの若手歌手が歌っているが、こちとらが子供のころ石橋正次さんが歌った曲。 当時「俺は男だ!」とか、「飛び出せ!青春」とかをよく見ていたものだ。 昭和ブームから、J-POPを離れて歌謡曲復興の活動が盛んになったものか、嘗て流行歌と言われた曲のカバーもブームなのだろうか? 往時石橋正次が歌った青春歌謡。 その石橋正次さんも還暦?頭髪はも... ...続きを見る

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2008/04/01 18:21
北村薫著【玻璃の天】
北村薫著【玻璃の天】 直木賞候補にもなった珠玉の物語。 題名【はりのてん】だけでは、壮大な歴史ロマンか?とも誤解する。 【街の灯】 記事http://y-tourei.at.webry.info/200504/article_12.htmlの続編で、花村家の女性運転手・別宮(べつく)みつこさん、かの懐かしきベッキーさんが登場するミステリ。 三篇の連作にて、「玻瑠の天」とはステンドグラスの天窓のことをさしている。 【夜の蝉】に代表する円紫師匠とわたしシリーズが、わたしが女子大生でなくなる時点で、妙に生臭くな... ...続きを見る

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2008/03/25 08:27
【安土行】
【安土行】 つい先日嵯峨野へ行く用事ができその絡みから、今度は安土くんだりまで出向かねばならない破目になった。 嘗て織田信長が、未曾有の絢爛豪華な城を築いた、かの近江の地である。 ずいぶん前に、その安土城について調査するため、何人かで訪れたことがあった。 その頃は城について研究する、とあるプライベートなサークルに入っていたのだ。 早朝から安土に訪れ、気がつけば日が暮れていて、あわてて帰路についたと記憶する。 今回は遊びではなくビジネスモードで、やっかいな交渉事をぜずばならず、ひとりで心細くも気の重... ...続きを見る

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2008/03/15 19:04
【大悲閣行】
【大悲閣行】 嵯峨野に用事ができたのでよい機会だとばかりに、空いた時間を利用して嵐山まで足を伸ばし、久々に大悲閣を訪れてみた。 もっとも、嵯峨野や嵐山に訪れること自体、久しくなかったことなのだ。 松尾芭蕉が「花の山二町のぼれば 大悲閣」と、なんだかCMみたいな句に読んでいる。 渡月橋の西、保津川を右手に上流へ20分ほど散歩道を歩き、徐々に狭くなる路のやがて突き当たりに、料理旅館が見えてくる手前を左に入ると、参道となる石段となり、そこを九十九折に登ってようやく山門に辿り着く、本堂もない小さなお寺。 ちょ... ...続きを見る

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2008/03/13 08:10
【毛馬の閘門】
【毛馬の閘門】 憲法記念の祝日、陽気に誘われ桜之宮公園へ寄ったのだが、あまりの上天気に、毛馬桜之宮公園までぶらり歩いて行ってみた。 今は落葉樹がすっかり坊主で緑も少ないが、ここいらは桜の季節ともなれば、文字通り桜の楽園と化す。 ふと気づくと、いつの間にか都島の毛馬橋まで来ていた。 この橋を車で通ることはごくたまにあるが、歩いて渡るなんて思いもしなかった。 橋から北方向をずっと行けば、城北公園にまで出るだろう。 毛馬の閘門や水門の方角を、橋上から何気に眺めている、そんな自分が確かにそこにいる。 淀... ...続きを見る

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2008/02/23 18:31
柴田よしき著【小袖日記】
柴田よしき著【小袖日記】 不倫の果て男に捨てられた三十路間近の女が、死のうとしたがアホらしくなってやめた瞬間、何故か雷に撃たれ平安の世にタイムスリップしてしまう。 気がついたらおかめの大群に囲まれていて、女は大パニックとなる。 しかも水瓶の水面に写った自分も、おかめになっていた。 どうやら入れ替わったのは世界ではなく、肉体のようだ。 この世界では十七歳で、小袖と呼ばれている。 だが自分が元いた世界を、はるか千年以上遡ったというわけでもなさそう。 ややこしい話だが、異次元宇宙での平安時代のようだ、何かがおかしい... ...続きを見る

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2008/02/23 18:15
【土曜ワイド劇場・京都殺人案内】
【土曜ワイド劇場・京都殺人案内】 三十年近くの歴史を有するシリーズでの二時間ドラマだが、第一回目だけ山村美紗さん著『花の棺』が原作となっている。 当時の藤田まこと氏演じる狩矢荘助刑事は、雪中の犯人を追跡するほど、ずいぶんとアクティブで活きがよかったものだった。 1979年4月の放送であった。 その翌年の2月以降に放送されていくのが、よく知られる「落としの音やん」こと、音川音次郎警部補が登場する、和久峻三氏原作のシリーズである。 遠藤太津朗氏の秋山課長は、最早助演と言うよりは、ダブル主演と表現しても過言ではなかろう。 こ... ...続きを見る

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2008/02/15 19:00
【永遠のチャンプ】
【永遠のチャンプ】 先日のWBC世界フライ級タイトル戦では、最年長防衛記録がかかった王者内藤大助と、最年少王者かかった亀田大毅の対戦となり、試合前から大層な話題となっていた。 結果は改めて語るほどのこともないが、ベテラン王者内藤の老獪な試合運びに苛立った若い亀田が、レスリングまがいの反則を繰り返す体たらく。 苦労人の王者には悪いが、大仰な前フリとは裏腹に、実にアホらしいしょうもない内容であった。 このフライウエイトは、日本ボクシング界にとっては極めて意味深い伝統の階級である。 白井義男が日本人として初めてボ... ...続きを見る

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2007/10/15 18:39
【村が町へそして都市になる】
【村が町へそして都市になる】 場所名をはっきり言うと色々と障りがあるので伏せておくが、そこは元々野菜畑だらけの長閑な農村地帯だった。 そこで生産された様々な種類の野菜は、ちょっとしたブランド品でもあった。 ところが世の常なのか、各農家では後継者不足となっていき、お定まりの高齢化に拍車がかかっていた。 やがて時代は正にバブル全盛に突入し、畑を売り払い村から離れる人々が続出した。 地上げされた土地は宅地化され、建売の一戸建てや瀟洒なマンションが居並び、その一方では農家が見る間に減少していった。 なし崩しのようにいつの間... ...続きを見る

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2007/10/08 19:14
浅田次郎著【お腹召しませ】
浅田次郎著【お腹召しませ】 幕末から維新の時代にかけてを舞台にした、表題を含む全六編の時代短編集である。 【お腹召しませ】 高津又兵衛は八十石取りの江戸詰藩士だが、既に入り婿の与十郎が家督を継ぎ、勘定方を務めるようになっていた。 しかしその入り婿の与十郎が、あろうことか藩の公金に手を付け、知らぬ間に新吉原の女郎を身請けして逐電した。 江戸定府御留守居役からは、当主である与十郎の不始末である、家禄召し上げの上所払いとなると、又兵衛は脅される。 残された手だてはただひとつ、己が監督不行届の責めを負い又兵衛が腹を切るこ... ...続きを見る

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2007/09/14 18:58
【この日に生まれて】{副題:とある将校の事情}
【この日に生まれて】{副題:とある将校の事情} 私は長崎原爆の日となる、今日が誕生日だ。 8月6日(広島原爆の日)及び8月15日(終戦の日)がそれぞれの誕生日の友人がいて、三人とも戦後生まれで戦争を知らない世代なのだが、お気楽にも平和トリオと呼ばれていた時期があった。 いつしかその友人たちとの交流も途絶え、互いの消息も分らなかったのだ。 それがあることが呼び水となり、私はその友人たちとのことを懐古することとなった。 それで知人を辿って現在の居所をなんとか調べて、暑中見舞いを書いて送ってみた。 二人の友人から返事が返ってきて、それから... ...続きを見る

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2007/08/09 18:23
山本兼一著【火天の城】
山本兼一著【火天の城】 織田信長は自ら掲げる天下布武の象徴として、近江の安土山に古今未曾有の城を築城しようと考えた。 天主は五重の上南蛮風にし、そこを自らの御座所とする。 これまでのような戦のための築城ではない、安土山は大和秋津島の中心に位置する天下の要衝、大和六十六州の真ん中で、覇者が天下を睥睨するための城となる。 安土山の高さは一丁(約109メートル)、南蛮城に倣いそこに十二間ほど(22メートルほど)の高さに石垣を築き、更にその上に南蛮風の十五間(27メートル強)を超える高層天主を建てるのである。 これこそ... ...続きを見る

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2007/07/27 18:26
【石の拳を持つ男】
【石の拳を持つ男】 昨年の12月にボクシング殿堂入りが決まっていた、ロベルト・デュランとリカルド・ロペスが今月12日に表彰された。 デュランは50歳(現在56歳)まで戦い続けて、自らの栄光を汚すような試合をしていたが、石の拳らしい生き様だとも思ったものである。 120戦104勝(69KO)16敗はすごい、自分にとってこれほどのアイドルボクサーは、もう二度と出ないだろうと思っている。 第18代WBA世界ライト級王者・第14代WBC世界ライト級王者:第6代WBC世界ウエルター級王者・第22代WBA世界Jミドル(... ...続きを見る

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2007/06/27 18:16
高木彬光著【能面殺人事件】
高木彬光著【能面殺人事件】 この著者の作では、神津恭介や霧島三郎検事等のシリーズが有名であるが、本作では高木彬光自身を、推理作家となる以前の姿で、探偵として登場させている。 昭和21年、終戦の翌年の夏、三浦半島の海浜ホテルに滞在していた高木彬光は、高校時代の友人柳光一とでくわす。 探偵小説マニアの高木は、柳からいっそ私立探偵になるか、探偵小説を書いてみてはどうかと、まんざら冗談でもない口吻で勧められる。 高木はそれに応えて、私立探偵となり間抜けなワトソンの存在がない、いまだ前例を見ない、探偵自身が描く推理小説を書いて... ...続きを見る

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2007/06/18 20:27
火坂雅志著【天地人】
火坂雅志著【天地人】 「天下取りとは、天の時、地の利、人の和がととのったるとき、はじめて成し遂げられるもの・・・」 群雄割拠の戦乱の世、情勢は日々目まぐるしく移り変わっていく。 東海一の弓取り、駿河・遠江守護大名今川義元は、上洛途上の桶狭間で、織田信長の奇襲に敗れ、非業の最期を遂げた。 求心力の中心にある義元を欠いた今川家は、実に脆かった。 打撃から立ち直れないまま、その広大な領土を武田や徳川に食い荒らされ、やがて滅び去った。 一方織田信長は反対にめきめきと力をつけ、群雄にさきがけていちはやく上洛し、足... ...続きを見る

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2007/02/28 19:21
向山正家著【天保山夢の川さらえ】
向山正家著【天保山夢の川さらえ】 表題を含む四話の短編集。 いずれも大阪(大坂)を舞台にした時代小説というか、歴史小説というべきか、大阪庶民の往時の生き様を鮮やかに蘇らせている。 江戸の時代も末期にかかる文政から天保ときて、明治そして昭和と描いていく。 期待もせず何気にチョイスしたのが、ストライクだった典型で、実に興味深く読め、面白かった。 本書は西鶴を敬愛し上方文学の第一人者であり直木賞作家でもある、藤本義一が賞賛した一冊である。 ...続きを見る

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2007/02/17 18:32
【共同通信杯を観戦して】
【共同通信杯を観戦して】 勝ったフサイチホウオーは、直線早目に仕掛けてそのまま押し切り、ダイレクトキャッチ(4戦1勝)の猛追をクビ差凌ぎ、これで無傷の4連勝となる。 3着にはフライングアップル(6戦2勝)が半馬身差で粘り込んだが、この馬「電光掲示板の賑やかし」になりつつある フサイチホウオーは、いつもちょっとだけ勝つという印象で、あまり凄みを感じさせない馬。 雄大な馬体は確かに迫力はあるが、なんとなく腹袋がぼってりしていて、やや泥臭い気もする。 一方ディープインパクトの異父弟ということで注目されたニュービギニ... ...続きを見る

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2007/02/05 18:02
【拝啓テンポイント殿】
【拝啓テンポイント殿】 貴殿がこの世から去って30年、流星の貴公子の血筋は、残念ながら今消え行こうとしている・・・。 「1789年2月27日、無敗の名馬エクリプスはその生涯を閉じた。18戦無敗もさることながら、その血は世界を駆け巡り、サラブレッドの礎となった。時を超えて、やがて16戦無敗の欧州覇者リボーや、22戦21勝(2着1回)の全米覇者ネイティヴダンサー等に受け継がれて行った・・・」 うん随分前のJRAのCMに、こんな風なのがあったような気がするが・・・。 人と馬の300年ロマン・・・ サラブレッド... ...続きを見る

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2007/01/13 17:58
【京都・玉三郎の耳かき】
【京都・玉三郎の耳かき】 去年に倣うて今年も、東寺はんへ初詣に行て参じました。 去年は五日に行きましたんやけど、冷たい風が吹いて、時折雪もちらつく寒い日どした。 記事http://y-tourei.at.webry.info/200601/article_5.html 今年は四日の日にしたんどすが、穏やかなお天気でよろしおした。 講堂(1491年再建)・金堂(1603年再建)・五重塔(1644年再建)と拝観させてもろうて、いろんな仏さんやらを拝んでまいりました。 拝んだ言うても、お経も真言もなんも知らし... ...続きを見る

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2007/01/09 18:32
【朝日杯フーチュリティーS】
【朝日杯フーチュリティーS】 期待された3戦無敗のオースミダイドウが、まったく折り合わず暴走して3着に終わる。 直線一度差し返したところは、それでもさすがではあるが・・。 戦前予想では、左程に凄みを感じさせない馬であると、批評する関係者もいた。 ラジオNIKKEI杯二歳Sに向かう、2戦2勝のフサイチホウオーに注目する者も多い。 東京スポーツ杯二歳Sでは、今回の朝日杯勝者ドリームジャーニーと、同じく4着のフライングアップルを負かしている。 現役競走馬はサンデーサイレンス産駒が終焉を迎え、その第二世代を父母とする... ...続きを見る

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2006/12/11 17:49
島田荘司著【摩天楼の怪人】
島田荘司著【摩天楼の怪人】 私にとっては久々の御手洗潔である。この物語中ではキヨシ・ミタライとなっている。 今回はコロンビア大学の若き助教授として登場する。 ’60年代末ベトナム反戦気運が全米を覆いつくそうとする激震の時代、マンハッタンに林立する摩天楼群の一角、セントラルパーク・タワーでのことである。 19世紀末にはマンハッタンとシカゴが建築物の高さを競い合っていたが、シカゴが高層建築物の高さ規制を敷いた後は、20世紀に入って高さ競争はニューヨークの独壇場となった。 そんな中、マンハッタン島に屹立する摩天楼として、... ...続きを見る

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2006/10/14 17:42
浅田次郎著【憑神(つきがみ)】
浅田次郎著【憑神(つきがみ)】 後世にいわゆる幕末と呼ばれることになる、模糊たる時代の物語である。 主人公別所彦四郎は、御徒士(おかち)組の家の次男坊である。 しかし頭脳明晰にて学問に秀で、武芸は直心影流男谷道場の免許皆伝。 その才を見込まれ二十四の時、別所の家と比すれば大身の、小十人組組頭三百俵高井上軍兵衛の家の婿養子に納まった。 ところが男子を授かった途端、瑣末なことを理由に離縁されて出戻りとなり、部屋住みの肩身の狭い日々を無為に送っている。 離縁されるほどの落ち度なぞありはしない、軍兵衛に謀られたのである、彦四... ...続きを見る

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2006/10/01 12:03
【神戸新聞杯を観戦して】
【神戸新聞杯を観戦して】 阪神競馬場改装中のため中京競馬場開催となり、またこの菊花賞トライアルレースに、ダービー1・2・3が揃い踏みともなった。 中京開催は27回・38回・39回・42回に次ぎ、今回の54回で5度目。 芝状態も良好にて、1分58秒1の好時計での決着となり、レース内容もハイレベルなものであった。 この勝ち時計は、昨年かの化け物が阪神競馬場で出した1分58秒4を更新する、同レースでの最速タイムである。(神戸杯時代の距離1800mや1900mでのタイムは対象外とする) 勝ったのはドリームパスポート、きさ... ...続きを見る

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2006/09/25 18:27
芦辺拓著【少年は探偵を夢見る】
芦辺拓著【少年は探偵を夢見る】 トラディショナルな探偵小説のオタクでもなし、パズラーなんぞと知的ゲームを気取るつもりもさらさらない。 けれどもやっぱり本格推理小説を、比較的好みにはしているのであろう。 読み易いとは到底いい難いところもあり、番度(ばんたび)読む小説でもないのだが、何冊かに一冊はいつも何故か我知らず選んでいる。 だから駄作をチョイスする失敗を繰り返すことも多いのである。 希(こいねが)わくば、リズミカルに流れるストーリーから、鮮やかなる結末へと落としていく、そのような噺に出会えれば幸いである。 さてこの... ...続きを見る

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2006/09/12 17:21
山本一力著【だいこん】
山本一力著【だいこん】 吾妻橋の西詰を御蔵通に折れ二町ほど歩いた大川端に、『だいこん』て一膳飯屋がある。 一膳飯屋のこととて贅を尽くした山海の珍味があるわけじゃねえが、絶妙に炊き上がったとびっきり美味い飯に、これまた絶妙の味加減に煮付けたいわしやだいこんなんぞを食わせる店だ。 飯や新香は食い放題、そんでもって江戸中どこ捜してもねえほど安いとくる。 店の主のつばきは、なんと十七の歳から娘だてらに店開きしたってえから魂消るぜ。 母親みのぶと妹のさくらとかえでが手伝って店を切盛りして、洗い場は手馴れたおせきに任せ、職... ...続きを見る

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2006/08/05 17:38
【風林火山】
【風林火山】 来年のNHK大河ドラマは井上靖さん生誕100周年を記念し【風林火山】になるそうです。 井上靖作品が大河ドラマになるのは初めてだそうです。 Gackt(ガクト)が上杉謙信を演じるそうで面白そうですね。そうばっかり・・・。 なんせ謙信は生涯妻帯せず常にモノセクシャルなところがついてまわり、挙句女性説まで流布するのですから、Gackt(ガクト)にはピッタリの役です。 ところで私にとって風林火山で強く印象に残っているのは、テレビで放映されているのを見た古い映画で、主人公の山本勘助役はなんと三船敏... ...続きを見る

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2006/07/15 19:38
【第47回宝塚記念】
【第47回宝塚記念】 さて皆さん、はや今年も前半戦を締めくくる宝塚記念の開催時期とあいなりました。 今年は阪神競馬場大改修に伴い、11年ぶりの京都競馬場開催となります。 1960年に宝塚記念が創設されましたが、京都開催は今回で7度目(過去’66年・’69年・’74年・’76年・’91年・’95年)となります。 '80年に1度だけ中京競馬場で開催されたこともあります。 前回の京都開催は、阪神淡路大震災により阪神競馬場が破壊されたことによるものでした。 この年の春は三歳(当時四歳勘定)クラシック戦線では、無傷の... ...続きを見る

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2006/06/21 18:19
【謎の天目茶碗のお噺】
【謎の天目茶碗のお噺】 世にスターダスト・ヘヴンズアイ・ティーカップなる珍妙な茶碗があるそうな。 とある陶器市でのこと。 飲食店を数件経営している会社の社長さんがその市に訪れた。 この社長さんは店で使用する器に凝っていて、陶器市や骨董市や蚤の市の類に暇を見つけては訪れていた。 凝っているとは言っても高価な品を蒐集しているわけではなく、安価でも絵柄等が風情のあるような品を求めていた。 彼曰く割れ物は割れるからこそ割れ物、形あるものはいつかは壊れるのが常、あまり高価な品を使っていては金がいくらあっても足りぬし、だ... ...続きを見る

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2006/04/19 19:02
鬼平さん
鬼平さん 久々に鬼平犯科帳を見た。 別に見るつもりはなかったが、テレビつけたらやっていた。 元祖でぶやに変えようと思いながら、結局最後まで見てしまう。 中村吉右衛門も老けたなと思ったし、清純派女優だった多岐川裕美も、あの女囚サソリだった梶芽衣子もすっかり熟女さんです。 しかしながら、老けた吉右衛門の台詞「おやじご苦労」が、その父先代松本幸四郎がやっていた鬼平犯科帳へと時を戻した。 幼少時よく意味もわからずに、その先代松本幸四郎がやっていた鬼平犯科帳を結構気に入っていた記憶が蘇る。 懐かしい!鬼... ...続きを見る

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2006/02/20 19:12
芦辺拓著【時の密室】
芦辺拓著【時の密室】 明治9年のこと、雇われ土木技師として来日していた、オランダ人のゲオルギ・アルノルド・エッセル。 彼は大阪の川口外国人居留地に居を構えていたが、敦賀の三国湊(坂井港)修築計画に伴い、三国で長期滞在していた。 ひと段落がつき一旦大阪に戻った。 しかし居留地近くの停車場を出てすぐに、米国人貿易商ハンス・ベームラーと間違われ、何者かにより気絶させられた上拉致された。 エッセルが気がついた時には馬車に乗せられていて、どうやら居留地に入ろうとしているようだった。 目隠しを強要され馬車から降ろされた... ...続きを見る

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2006/01/31 18:59
芦辺拓著【時の誘拐】
芦辺拓著【時の誘拐】 元新聞記者である経験からの視点で本格ミステリを書き上げ、その一種独特の風味を醸し出し著者が新境地を拓いた野心作。 サスペンスタッチで描き、なかなか嗜好性が高い。 まさに「この先いったいどうなってしまうんだろう!」と読み進むのである。 戦後間もなくおきた連続絞殺魔事件で容疑者として逮捕され、その後死刑が確定し執行された瀬戸正雄はなんと冤罪だった。 旧態依然のままの国警担当官天童警部の、拷問による自白強要での捏造であった。 だが更にその深層には、時の官僚による驚愕の隠蔽工作が潜んでいた。 ... ...続きを見る

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2006/01/30 19:09
典厩五郎著【探偵大杉栄の正月】
典厩五郎著【探偵大杉栄の正月】 まず言えることは、随所で筆達者ぶりを窺わせ読みやすい。 各章頭に病床日記と日露戦争の旅順要塞攻撃(二〇三高地争奪戦)の戦記が何故か入り、旧仮名使い等読み辛く、なんだろう?と思わせるが、その他は流れるような文書で、ことに主人公大杉栄と他の登場人物達との掛け合いは結構ハイテンポ。 尚、日記には重要な意味を含ませている。 時は明治も終わろうするころであった。 日露戦争終盤、樺太侵攻のどさくさに日本軍は、博物館に偽装されたロシア皇帝直属の秘密機関であるオフラーナの細菌兵器実験所から奪取した、特殊... ...続きを見る

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2006/01/11 19:24
【阿部一族】と【蝉しぐれ】
【阿部一族】と【蝉しぐれ】 森鴎外著【阿部一族】 葉隠のカタルシス。 侍の本分は如何に生くるかではなく、如何に死するかであった。 徳川三代将軍家光治世。(実際の「葉隠聞書」はこの物語の時代背景よりずっと後の、18世紀上期に著されたのだが) 肥後国(熊本)領主細川忠利が急逝した。 領主の死に際し、お側近く仕える者は殉死するのが慣わしであり、生き永らえるは武士の恥辱とされた。 しかしそれは許しを得た者だけの特権であり、許された殉死者の遺族は主家の優待を受けた。 許しを得ない追腹は只の犬死に終わる。 忠利の死に瀕... ...続きを見る

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2005/10/14 19:35
山本一力著【あかね空】
山本一力著【あかね空】 京東山南禅寺そばの老舗豆腐屋平野屋に、十二で生家を追われるように下働きに出された永吉。 十年が経ち、子供のころから大柄な永吉は、五尺九寸(179cm)の体躯となり、豆腐職人としてもひとかどに成長していた。 しかし暖簾分けには順番から、早くとも後二十年の歳月が必要だった。 大豆問屋の手代から江戸の隆盛ぶりを聞き、二十五の歳に気持ちを定めて職人がしらに相談した。 職人がしらから聞いた当主の精六は永吉に肝を念押しした上で、平野屋の江戸店を出すことを許した。 精六は江戸に顔のある堺屋伝右衛... ...続きを見る

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2005/09/14 19:01
祝シーザリオ史上初日米オークスW制覇!
祝シーザリオ史上初日米オークスW制覇! 日本馬初の米G1制覇。 しかも父内国産馬(スペシャルウイーク:日本ダービー・天皇賞春秋・ジャパンC) 加えて鞍上は、香港で海外国際G1レース3勝の快挙を遂げている福永祐一。 正に牝馬の祐一面目躍如で、天才ジョッキーと謳われた父福永洋一を凌ぐ勢いの、昨今の活躍ぶりである。 今年は既に桜花賞馬ラインクラフトで牡馬を抑えてNHKマイルに快勝、史上初の変形2冠制覇の快挙を成していた。 化け物ディープインパクトが何かと騒がす3歳馬戦線、ダート路線でもカネヒキリが登場し、クロフネ・ゴールドアリュー... ...続きを見る

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2005/07/04 19:55
おしょうゆ顔の猫です…
おしょうゆ顔の猫です… よっ玉三郎! さて遡る事八十余年… 日本史上最もファッショナブルに都市の街路が輝いた、大正から昭和初期のモボモガ達のセピア色に染まる写真を見て思う。 モボ達の背丈は殆ど小柄(160cm程度)、しかし粋で様になっている。 モガはより更に小柄になるが、これがまたエレガント。 今尚ファッション名として残る。 ...続きを見る

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2005/06/30 18:44
浅田次郎著【天切り松・闇がたり】
浅田次郎著【天切り松・闇がたり】 《千両役者達》 目細一家の親である杉本安吉は、何から何まで新時代のハイカラ紳士。 しかしその実は、仕立屋銀次から掏摸(もさ)の技を受け継いだ、義に篤きをおく男。 「おじさんあにさん方はどうか知らないが、私は終生、仕立屋銀次の子分です。箸の上げ下げから教わった親分に取って代わろうなんて、これっぽっちも思ってはいません」と、仕立屋銀次の跡目を継ぐことを拒んだ。 雑踏の中、狙い定めた的とすれちがいざま懐の紙入れから札だけ抜く「中抜き」は、安吉にしか出来ない芸術的技。 大仕事の前に、山高帽に燕... ...続きを見る

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2005/05/29 10:59
【蒼穹の昴】
【蒼穹の昴】 西太后 清朝を破滅へと導いた葉赫那拉(イエホナラ)の女 しかしその眞の姿は歴史の闇へと沈んだ。 《ひとけのない熱河離宮の一室で、夫に毒杯を勧める太后の姿が思い泛かんだ。静まり返った養心殿で、放蕩者の息子の唇に丸薬を押しこむ太后の顔を、春児はありありと思い泛かべた。太后の涙を掌に受けながら、春児は声もなく顎を振った。 「私は鬼なのよ。夫を殺し、子供を殺した鬼なのよ。鬼になって、何とか四十年この国を持たせたんだけどね」 悲しみが太后の力のみなもとであったことを、春児は知った。》 注釈... ...続きを見る

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2005/05/26 19:35
【若き覇王】
【若き覇王】 「いずれ名のある親分さんとお見受け致しやす。そちらさんの島を荒す気は毛頭ござんせんが、手前にも意地ってえもんがござんす。ここはどうあっても1めい撮らせてもらいます!この煮干に免じて了簡してやっておくんなあい」 ...続きを見る

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2005/05/22 15:07
【漱石と黒猫】
【漱石と黒猫】 西洋では、エドガー・アラン・ポーが描くような禍々しい生き物として、忌み嫌われることの多い黒猫。 しかし日本では本来福を齎すとされ、大切に扱われていたのである。 ...続きを見る

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2005/05/16 19:14
浅田次郎著【日輪の遺産】
浅田次郎著【日輪の遺産】 不渡りを出す寸前の不動産会社の社長丹羽。 万策つき愚かにも有馬記念で一世一代の勝負に挑む。 そこで奇妙な老人と遭遇することになる。 丹羽は締め切り寸前大穴馬券を購入しようとするが、その老人に妨害される。大穴馬券は老人が買ってしまった。 レースは馬群に沈む本命馬トウカイテイオーを尻目に、大穴馬メジロパーマーがまんまと逃げ切った。 老人の大穴馬券は的中し、丹羽を酒に誘う。怪しげな老人の名は真柴。 飲みながら真柴は呆け老人の妄想としか思えない噺を聞かせ、あげく発作を起こし死ぬ。 丹羽は死... ...続きを見る

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2005/05/02 19:05
北村薫著【街の灯】
北村薫著【街の灯】 昭和七年、大戦前の上流階級が舞台。 主人公は女子学習院に通う社長令嬢花村英子(作中ではわたしの一人称)。 名前は英国かぶれの父親が、そのままつけてしまったのです。 父親は時局を鑑み、英子のための専用車を設え、新たな運転手を雇いいれました。 その運転手は「別宮(べっく)みつこ」という名の、なんとうら若き女性でありませんか! 女性ドラバーなぞ皆無に近い時代なのです。 英子はそのとき読んでいた小説・サッカレー「虚栄の市」のヒロインの名から、「ベッキー」さんと密かに愛称をつけました。 ... ...続きを見る

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2005/04/30 19:24
【大悲閣】
【大悲閣】 北森鴻氏著の「支那そば館の謎・裏(マイナー)京都ミステリー」のモデルになった大悲閣千光寺は、京嵐山にある知る人ぞ知る絶景ポイントです。 嵐山を訪れる折には、是非ともお勧めしたい隠れスポットです。 角倉了以(http://www.joho-kyoto.or.jp/~retail/akinai/senjin/suminokura-1.html)が晩年に建立した古刹とも言えるお寺ですが、残念ながら本堂は保存が悪く老朽化により取壊されています。 詳しくはhttp://arasaga.cool.... ...続きを見る

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2005/04/29 00:08
浅田次郎著【輪違屋糸里】
浅田次郎著【輪違屋糸里】 おいとは算え六つの齢で若狭の小浜から女衒に手を引かれ、京・島原きっての老舗置屋である輪違屋(わちがいや)に売られて来た。 その日から輪違屋の糸里(いとさと)と呼ばれるようになった。 十年が経った夏、糸里は美しき天神になっていた。 禿は芸事を学んで半夜・鹿恋・天神・太夫と出世の路を歩むのだが、島原にそぐわず見捨てられれば、娼妓にでも身を窶す他なかろう定めである。 最高位の太夫ともなれば禁裏より正五位を賜り、御所の出入りもする。 島原の古い慣わしで、太夫は「こったい」と呼ばれた。 輪違屋... ...続きを見る

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2005/04/15 23:02
天下一の「悋気の独楽」
上方落語四天王のひとり、大看板五代目桂文枝逝く。 確か先代は幼少の頃は子役として梨園に身を置いており、また日本舞踊の名手でもあり、一際異彩を放った人物と耳にしたことがあります。 五代目は師であるこの四代目の芸を大切にしながらも、自らの話芸を確立しはりました。 芝居噺や女性を演じることに秀でた噺家さんでした。 温厚な人柄が滲み出るような、飄々としながらも流麗な船場言葉が印象的でしたね。 現上方落語協会会長桂三枝を筆頭に、文珍やきん枝や文福等人気者の愛弟子達を育て、文枝一門は上方落語界... ...続きを見る

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2005/03/14 12:16
優駿の行方
「明けて三歳の春、後に七冠の偉業をなしとげ、人をして天下無双の駿馬と謳わしめた、シンボリルドルフの敵はただ一頭、ビゼンニシキだった」・・って皇帝伝説のDVDのナレーション風・・タハハハ(^。^;) 細かいこと言うなら、当時は明け四歳になりますけどね・・ 本当にこの二頭の明暗は、最早伝説ともなっています。 最初にあい見えたのが弥生賞。 その弥生賞、今年はいよいよ注目のディープインパクトが東上参戦、二歳王者マイネルレコルトがそれを迎え撃つ。 更に京成杯覇者のアドマイヤジャパンも加わり、三頭... ...続きを見る

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2005/03/03 22:43
眞説・桶狭間(田楽狭間)の合戦
今川義元は武田信玄の姉であるその正室を亡くし、代わって娘を信玄の嫡男義信に嫁がせていた。 更に天文二十三年(1554)夏には、嫡男氏真の正室に北条氏康の娘を迎えた。 早くから姻戚であった武田は無論の事、後方攪乱の懸念、北条とも完全に同盟が成立した。 その頃武田と北条は、越後の虎・長尾影虎と睨み合っていたのだった。 「機は熟せり」と永禄三年(1560)五月、駿河・遠江守護大名今川義元は、朝廷よりの綸旨により上洛の途へ、三万に及ぶ軍勢を率いて、ついに動き出したのだ。 その道中には、尾張... ...続きを見る

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2005/02/19 14:24
謎の人物の噺
有馬温泉は戦国時代に、戦乱に巻き込まれたり、火事や地震で壊滅状態になった。 それを修復したのが、豊臣秀吉である。 その秀吉により、手厚く扱われた不可思議な人物が、有馬温泉にいたらしい。 常に頭巾を被り、顔を人前に晒すことがなく、体つきや所作から男性であるとしか分からない。 噂では酷い火傷をおっているとか、それに脚も悪いようであったとのこと。 なんでも三代目鴻池善右衛門が、蔵の虫干の折発見した古書に、それが書き記されていたらしい。 著者は瑞宝寺の僧侶とも、湯泉神社の神官とも言われて... ...続きを見る

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2005/02/19 00:00

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