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山内美陶鈴・夢綺譚

プロフィール

ブログ名
山内美陶鈴・夢綺譚
ブログ紹介
猫って気ままでいつもマイペースですよね。
天上天下唯我独尊って感じで小生意気。
でもずっと眺めていたら、いつの間にか顔が綻んでしまっている、そんな自分に気付いたりもします。
ほんと不思議な生き物です。
これはそんな猫のように、山内美陶鈴(やまのうち・みとうれい)こと私が自由奔放に綴る、まったく商業性のない私的なブログです。
読んだり聞いたりして、面白かった物語やお噺等についてや感じたこと諸々を、その折々の気分で、口調を変えて語っています。
但し小説は結末までは触れませんので悪しからず。

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タイトル 日 時
【アメデオ・クレメンテ・モディリアーニ展】
【アメデオ・クレメンテ・モディリアーニ展】 柄にもなく日曜日、国立国際美術館に出向き、モディリアーニの絵画を見てきた。 五月、靱公園のバラ祭りを覘きに寄った折、この展覧会の案内をやっていて、そこで広告入りの団扇を貰った。 好天の少々暑い日だったので、有難くそれで顔を扇ぎながらウロウロしていたのだが、まさか本当に展覧会に出向くなどとは、その時は思いもよらなかった。 ここのところ、梅雨が明けようかとするように真夏日が続き、その団扇が日々大活躍している。 ふと団扇に目をやり、展覧会に行こうかと急に思い立った次第。 なんでも日本初公開... ...続きを見る

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2008/07/14 19:11
【第10回ジャパンダートダービー】
【第10回ジャパンダートダービー】 初の芝レースとなった東京優駿で、大敗を喫したダメージが懸念されていた、サクセスブロッケン。 一時故障の噂も上がり、ダートダービーへの出走が危ぶまれていたほど。 東京優駿後はとにかく慎重に調整され、強い追い切りはせず、馬なりの平凡な時計で締めた。 大井競馬場で予定通り開催された、第10回ジャパンダートダービー(JpnI)、やはり砂では三歳最強と目され、JRA馬のサクセスブロッケンは、単勝1.2倍の1番人気を背負い、そして馬体は12キロ増となっていた。 だがレースでは一変、様々なことが霧... ...続きを見る

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2008/07/10 18:01
北森鴻著【香菜里屋を知っていますか】
北森鴻著【香菜里屋を知っていますか】 東急田園都市線の三軒茶屋駅。 駅から地上に上がり、世田谷通りを環状七号線に向かって歩くこと二百メートルほどのところを左折して、あとはいくつかの路地を右へ左へと進むと、やがて路地裏に、ぼってりと淡い光をたたえた等身大の提灯が見えてくる。 提灯にはのびやかな文字で、「香菜里屋」と書かれている。 焼き杉造りの分厚いドアを開けると、絶妙のタイミングで「いらっしゃいませ」の声が優しく迎えてくれる。 そこは十人ほどが座れる長さのL字形のカウンターと、テーブルが二つあるだけの小さなビアバー。 精緻な... ...続きを見る

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2008/07/01 19:00
柴田よしき著【窓際の死神(アンクー)】
柴田よしき著【窓際の死神(アンクー)】 『おむすびころりん』 総務部勤務の佐野原多美は、ダイエットを始めて一ヶ月と少し。 朝も昼も塩むすび一個だけ、夜はレトルトの玄米がゆに茹でた野菜。 だが多美は、自分が痩せても綺麗にならない事実に気づいていた。 ランチタイムにもアフターファイヴも同僚たちと食事することがなくなって、知りたい情報から切り離されてしまった。 布川恭助についての情報・・・。 大阪支社から転勤になって企画部所属の彼に、二年前社内コンパに参加し初めて言葉を交わし、ほとんど一目惚れしてしまった。 しかし思いは結ばず... ...続きを見る

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2008/06/28 18:32
【梔子の香り】
【梔子の香り】 今朝歩道を歩いていて、ふと漂う特異な甘い香りに気づいた。 生垣の梔子が咲き始めていた。 ついこの間まで沈丁花の香りが漂っていたのだが、もう穏かな春ではないのだよと、改めて知らしめようとしている気がした。 そういえば梔子の花は、悲劇の歌姫ビリーホリディーが好きで、髪飾りにしていたな・・・。 用事で大淀のほうに出向いたついでに、昼食がてら梅田スカイビルに訪れた。 空中庭園にも上ってみたが、高所恐怖症の私は地上にある庭園のほうが気に入った。 「新梅田シティ・中自然の森」なる、都会の中の... ...続きを見る

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2008/06/13 19:32
【第58回安田記念】
【第58回安田記念】 ウオッカはスタートよく珍しく内から先行し、ハナに立つかの勢いだったが、結局番手競馬に控えた。 しかし直線では早めに抜け出し、そのまま3馬身半あけ、1分32秒7とまずまずの時計で勝利した。 岩田康誠騎手テン乗りで、これまでにない走りっぷりを見せた、娘だてらに第74代日本ダービー馬を張るウオッカ。 「うちは女やなかと、男として生きとるとです、女は捨てたとです・・壷ば振らしちもらいます!」って、緋牡丹博徒かい 久々に「火の酒」の名通りの強い勝ち方で、約1年間、9レースぶりの美酒に酔っ... ...続きを見る

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2008/06/10 07:00
【明星山三室戸寺】
【明星山三室戸寺】 1200年という、悠久の歴史の息吹を感じさせる寺院。 二万株のツツジでその名を馳せる、ツツジ寺である。 五月最盛期にはシャクナゲとともに、見事な景観を眺めさせてくれる。 しかし梅雨時ともなれば、今度は一万株の紫陽花が、色鮮やかなイルミネーション様へと景色を変える。 紫陽花寺としても有名なのである。 四日の日、宇治に用事が出来たので、梅雨入りしたこともあり、ちょっと早いかとは思ったが寄ってみた。 やはりまだ紫陽花は、数も少なく小ぶりで彩りも若い。 紫陽花を観る時は、少し雨模様の濡れ... ...続きを見る

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2008/06/06 17:53
【第75回東京優駿】
【第75回東京優駿】 近畿では早くも梅雨入りになるとのことで、ここのところその兆しが漂った空模様が続いた。 それでも6月1日は、その前の爽やかな快晴の日曜日となった。 東京競馬場も好天に恵まれて、第75回東京優駿が開催された。 前日の雨で馬場状態が懸念されたが、なんとか良馬場に回復した。 東京優駿とは競馬関係者が口をそろえて言う、他の何よりも崇高なるクラシックレース。 素人にもその緊迫感がひしひしと伝わり、弥が上にも盛り上がる。 レッツゴーキリシマが引っ張り、平均ペースで流れる展開。 最後の直... ...続きを見る

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2008/06/02 19:00
【道すがら】
【道すがら】 『桃の実』 昼休み新緑の下をブラブラ歩いていると、桃の木に実がなり始めているの見かけた。 もう夏なんだなぁと思った。 そろそろ紫陽花が咲き出して、やがて梅雨に入るのだろう・・・って気が早いか! 季節の先取りってやつで、巷では商品が先行して、本来の季節感が狂うとよく言われている。 一年中西瓜が食べれたりで、旬という感覚が消える。 やはり季節の食べ物は、あるべき旬を迎えた時期に、食べるのが本筋のようだ。 のんびりお寛ぎ中の、黒猫ちゃんも呆れていた。 ...続きを見る

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2008/05/26 10:15
【木場町がここにあった・・・】
【木場町がここにあった・・・】 友人の車が突然動かなくなったので、JAFがロードサービスで運んで行った。 電気系統の異常とかで、バッテリーがあがったなどという、そんな生易しいものでもなさそうだ。 立ち往生した場所は、大阪市此花区の朝日橋付近。 たまたま同乗させてもらっていた私は、当初送ってもらうはずだった、JR環状線西九条駅まで徒歩で行くことにした。 友人は予定通り、この近くにある北市民病院に入院されている、お知り合いのお見舞いに向かい、後はタクシーで会社まで戻るとのことで分かれた。 とはいえこの辺りの地理... ...続きを見る

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2008/05/24 21:21
【チョコ猫の噺】
【チョコ猫の噺】 とある公園で黒猫と言うよりは、チョコ猫と呼んだほうがしっくりとくる、そんなニャンコさんと出会った。 多分どこかの飼い猫さんか、もしくは飼い猫さんだったのか、妙に人懐っこい。 濃いこげ茶色で、カカオマスみたいな毛色。 だから勝手にチョコちゃんと名付けた。 でも公園の芝生でゴロゴロするのだろう、草くずまみれになっている。 なぜて払いのけてあげると、気持ちよさそうにしていた。 このさい猫好きの身としては、一緒に遊ばずにおられようものか ああ次の約束の時間が・・・ Amo... ...続きを見る

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2008/05/20 18:10
【大阪タワーの噺】
【大阪タワーの噺】 朝日放送が堂島川沿いに建てた、新社屋に移転する。 阪大付属病院が、吹田に移る前にあった場所だ。 旧社屋やホテルプラザと一緒に、どうやら大阪タワーも解体されるようだ。 それらの跡地は、商業施設や宅地として再開発されるらしい。 子供のころ旧社屋にあったABCホールに遊びにいったことがあるし、大阪タワーの展望台にも登ったものだ。 古いものばかりに執着してはいけないのだろうが、やはり慣れ親しんだものがなくなるのに、一抹の寂しさを感じるのは禁じえない。 さほど思い出深いというわけでもない... ...続きを見る

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2008/05/12 07:35
【自由軒の名物カレー】
【自由軒の名物カレー】 大阪港に用事で出向いたので、昼食をとるため、天保山マーケットプレースに立ち寄った。 1階にある「なにわくいしんぼ横丁」の、自由軒で名物カレーを食した。 この横丁は関西名物グルメのフードテーマパークで、昭和40年代半ばの大阪の下町をイメージしている。 そこで大阪難波老舗洋食屋の味を、久々に満喫するのも一興であった。 前に食べたのはいつだったか考えてみたが、どうにも思い出せない、恐らく10年以上はご無沙汰だったろう。 しかし、「創業明治4... ...続きを見る

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2008/05/10 19:02
【サクセスブロッケンという馬】
【サクセスブロッケンという馬】 新緑の天皇賞は、このところ案外だったメイショウサムソンが、勝負どころで接触される不利を受けながらも、頭差の2着と持ち前の粘り強さを見せた。 サムソンをねじ伏せたのは、実力馬アドマイヤジュピター。 右後肢飛節骨折で1年4ヶ月の休養を余儀なくされ、三歳クラシックを棒に振ったジュピターが、悲願の初GT制覇となった。 群雄割拠の戦国天皇賞ともいわれ、波乱含みの戦前予想、終わってみればそう荒れはしなかった。 着順掲示板では、10番人気のアドマイヤフジが5着に入線してはいたものの、1着... ...続きを見る

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2008/05/05 19:01
【のざきまいり】
【のざきまいり】 ここ数年この時期になると、何故か大東市にある野崎を訪れる。 「野崎観音様」で慣れ親しまれている、曹洞宗福聚山慈眼寺に詣でるのである。 落語や野崎小唄で著名な所謂「のざきまいり」であるが、そのついでに裏山に繋がる飯盛山を散策するのが恒例となっている。 年々このトレッキング行は、体力的に厳しくなっているのだが・・・。 朝早めに行き、昼前にはお参りと飯盛山散策を終える。 そして寺前通に連なる、三百軒に及ぶとも言われる露店を、ぶらぶら腹を満たしながら、童心に戻りスマートボールや当てもの等やっ... ...続きを見る

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2008/05/02 17:50
【キャプテントゥーレ骨折】
【キャプテントゥーレ骨折】 皐月賞に勝ったから言うのではないが、二歳時ディリー杯を制した折、注目と言うほどでもないがオヤッと思った。 父親のアグネスタキオンはサンデーサイレンス産駒、母親のエアトゥーレがトニービン産駒。 嘗て種牡馬御三家だった内二家から流れを汲む血統に、もうそんな時代なんだなと、しみじみ思ったものだ。 母エアトゥーレの母はスキーパラダイスで、武豊に日本人騎手初の海外GT勝ちをもたらした馬。 さて皐月一番人気を背負ったマイネルチャールズは、種牡馬御三家最後の生き残りとなった、ブライアンズタイムの産... ...続きを見る

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2008/04/22 15:56
【通り抜け】
【通り抜け】 造幣局恒例、通り抜けの初日となる昨日。 お昼のにわか雨が止んだのを見極め、仕事の合間に覘いてきた。 人でいっぱい、写真撮ったりするのには苦労した。 警備の人に「立ち止まらないで下さい」と言われても、可憐な桜に思わず足を止めずにおられようものか! 花に触ったり手折ったり絶対しませんし、場内で飲食なぞしません! お代官様、おねげえでごぜえやす・・・せめて写真を撮るぐらいは、お目こぼしくださりませ、お慈悲でごぜえやす・・・。 とまぁ、逆行して警備員さんに怒られながら、デ... ...続きを見る

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2008/04/17 19:03
【桜花賞】
【桜花賞】 チューリップから桜へのステップが、一番王道のようである。 チューリップはまだいっぱい咲いている一方、ソメイヨシノは東北地方では今から盛りかもしれないが、こちらではもう終わろうしている。 ソメイヨシノだけが桜ではないが、幸いにして阪神競馬場にはまだ残っていた。 さてそんな季節の移ろいなんぞと関係はなく、今年も桜花賞は華やかに開催された。 クロフネさんちのポルトフィーノ嬢が、左寛ハ行のため出走を取り消したのは残念であるが。 無骨な男馬のレースと違い、お嬢様方の祭典は、パドックから華 ...続きを見る

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2008/04/13 21:28
【桜の下で春死なむ】
【桜の下で春死なむ】 国会が空転しようが新年度は勝手にやってきて、入社式や入学式なんかも行われたり、学校も新学期となっている。 桜はここのところの雨風で散りだして、どんどん葉桜に変貌を遂げようとしている。 ふと桜の下を見ると、つつじが咲きだしていた。 春はありがたくもない、花粉や黄砂に悩まされる季節でもあるが、実りの秋とは趣が違い、命の息吹が感じられる。 目まぐるしく主役を変えながら、紫陽花が咲けば夏へとバトンを渡すことだろう。 しかし桜色の絨毯を眺めながら、春はやはり桜そのものであろ... ...続きを見る

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2008/04/10 19:33
【ダイワスカーレット嬢】
【ダイワスカーレット嬢】 今年の三歳馬はなんだかレベルが低そうで、頭抜けたのもいないみたいだし、よろしく勝ったり負けたり・・・。 それでも一頭ひねり出すとするなら、マイネルチャールズ公(6戦4勝)かな? 黒鹿毛のしなやかな馬体は、同じブライアンズタイム産駒である、かの三歳クラシック三冠馬ナリタブライアンに肖りたいものである。 ここのところ3連勝中で、クラシック最有力候補かも? 決して強いとは思わぬが、後方から差したり、ペースが遅けりゃ先行してみたりと、自在性はあるようだ。 さてそんなことより、産経... ...続きを見る

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2008/04/07 19:05
【毛馬の閘門・続編】
【毛馬の閘門・続編】 二月に毛馬橋までブラブラと訪れたのだがhttp://y-tourei.at.webry.info/200802/article_15.html、当然桜はツンツルテンであった。 昨日仕事を早仕舞いし、仲間とともに毛馬桜之宮公園で花見と洒落てみたのだが、あの二月の閑散とした寂寥感漂う空気とは一転し、桜と人で溢れかえり、もう華やかやら賑やかやら・・・。 正に桜てんこ盛り状態の中で、ささやかなる我らの酒宴は慎ましく催された。 ビニールシートの上にへたり、鬼を殺すという恐ろしい酒を飲みながら、乾き... ...続きを見る

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2008/04/05 16:44
【桜の小枝】
【桜の小枝】 風が強いのか桜の小枝が落ちていた、花もちゃんとついている。 持ち帰ってカップ酒の空きカップを、花瓶代わりにして活けてみた。 部屋でお花見と洒落ることにしたが、なかなか風情があった。 こんな花見酒も、なかなか面白い。 今年は椿とユキヤナギとソメイヨシノとが、不思議に同じ舞台で揃っていた。 寒さと暖かさとが混在したからかもしれないが、奇妙なコラボを演じ、面白くも不気味な世界を演出した。 そこに梅と桃が主張し、どうしようもないハーモニーを醸し出し、ひつの世界観を編み出してしまっている。 ... ...続きを見る

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2008/04/04 00:03
【夜明けの停車場】
【夜明けの停車場】 先日ラジオを聴いていたら、「夜明けの停車場」が流れてきた。 懐かしいやらなにやら、一瞬で時が遡ったようになり、思わず口ずさんでしまった。 長谷川真吾さんとかの若手歌手が歌っているが、こちとらが子供のころ石橋正次さんが歌った曲。 当時「俺は男だ!」とか、「飛び出せ!青春」とかをよく見ていたものだ。 昭和ブームから、J-POPを離れて歌謡曲復興の活動が盛んになったものか、嘗て流行歌と言われた曲のカバーもブームなのだろうか? 往時石橋正次が歌った青春歌謡。 その石橋正次さんも還暦?頭髪はも... ...続きを見る

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2008/04/01 18:21
【大阪西区靱公園】
【大阪西区靱公園】 先週末仕事ついでに靱公園を通り抜けてみたら、ユキヤナギが見事に咲いていた。 桜も間もなく見頃を迎えようと、すっかり活気付いている。 さて皆さん、今年もお花見モードに突入と、相成りました。 めでたしめでたし・・・もう仕事なんかしている場合じゃない? Slow Dancer by Boz Scaggs ...続きを見る

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2008/04/01 18:18
【伏見から宇治行】
【伏見から宇治行】 先日仕事で安土くんだりまで出向いた挙句、折衝は不調に終わり意気消沈していた。http://y-tourei.at.webry.info/200803/article_5.html その後は仕事の合間に、大阪城の桃園を覘いたりhttp://y-tourei.at.webry.info/200803/article_6.html、天保山アニパで動物達とふれあったりして癒され、どうにか立ち直ってはきた。 すると今度は宇治へ出向き、安土で不調に終わった件を、復活折衝する運びとなった。 午後一番での... ...続きを見る

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2008/03/27 19:05
北村薫著【玻璃の天】
北村薫著【玻璃の天】 直木賞候補にもなった珠玉の物語。 題名【はりのてん】だけでは、壮大な歴史ロマンか?とも誤解する。 【街の灯】 記事http://y-tourei.at.webry.info/200504/article_12.htmlの続編で、花村家の女性運転手・別宮(べつく)みつこさん、かの懐かしきベッキーさんが登場するミステリ。 三篇の連作にて、「玻瑠の天」とはステンドグラスの天窓のことをさしている。 【夜の蝉】に代表する円紫師匠とわたしシリーズが、わたしが女子大生でなくなる時点で、妙に生臭くな... ...続きを見る

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2008/03/25 08:27
【大阪城桃園】
【大阪城桃園】 大阪城近くまで仕事で出かけたついでに、桃園を覘いてみた。 本音で語るならば、仕事が先か桃が先か微妙ではある。 羽織っていた薄手のコートの右ポケットには、デジカメを忍ばせていた。 梅はもう終わったようだが、桃は赤白桃色の花が勢いよく咲き始めていて、これから最盛期を迎えようとして活気付いている。 梅のように香り高いとは言えないが、なかなかの可憐さで、心を癒してくれる。 強い風に煽られ閉口しながらも、何枚か撮ってみた。 2月の凍えるようなあの寒さや切なさが、すっかり融け緩んで、心底人心地つ... ...続きを見る

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2008/03/21 19:07
【安土行】
【安土行】 つい先日嵯峨野へ行く用事ができその絡みから、今度は安土くんだりまで出向かねばならない破目になった。 嘗て織田信長が、未曾有の絢爛豪華な城を築いた、かの近江の地である。 ずいぶん前に、その安土城について調査するため、何人かで訪れたことがあった。 その頃は城について研究する、とあるプライベートなサークルに入っていたのだ。 早朝から安土に訪れ、気がつけば日が暮れていて、あわてて帰路についたと記憶する。 今回は遊びではなくビジネスモードで、やっかいな交渉事をぜずばならず、ひとりで心細くも気の重... ...続きを見る

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2008/03/15 19:04
【大悲閣行】
【大悲閣行】 嵯峨野に用事ができたのでよい機会だとばかりに、空いた時間を利用して嵐山まで足を伸ばし、久々に大悲閣を訪れてみた。 もっとも、嵯峨野や嵐山に訪れること自体、久しくなかったことなのだ。 松尾芭蕉が「花の山二町のぼれば 大悲閣」と、なんだかCMみたいな句に読んでいる。 渡月橋の西、保津川を右手に上流へ20分ほど散歩道を歩き、徐々に狭くなる路のやがて突き当たりに、料理旅館が見えてくる手前を左に入ると、参道となる石段となり、そこを九十九折に登ってようやく山門に辿り着く、本堂もない小さなお寺。 ちょ... ...続きを見る

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2008/03/13 08:10
【ヴァーミリアン】
【ヴァーミリアン】 誰が砂の覇者なのかを、昨日のフェブラリーSでの完勝劇が、如実に物語っていたといえる。 脚部不安で川崎記念を回避し、このレースに備えたようだが、パドックでの様子からは太目ぎみで、決して万全の仕上がりではないようにも思えた。 それにマイル距離も得意とはいえず、2年前の同レースでは5着に終わっていた。 しかし結果は、強風の吹き荒れる中、しかもパサパサの砂コースにて、1分35秒3の好時計を叩き出し、他馬を眞に圧倒した。 これで国内ダートGTレース、5連勝である。 待望のダートスターホース... ...続きを見る

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2008/02/25 10:38
【毛馬の閘門】
【毛馬の閘門】 憲法記念の祝日、陽気に誘われ桜之宮公園へ寄ったのだが、あまりの上天気に、毛馬桜之宮公園までぶらり歩いて行ってみた。 今は落葉樹がすっかり坊主で緑も少ないが、ここいらは桜の季節ともなれば、文字通り桜の楽園と化す。 ふと気づくと、いつの間にか都島の毛馬橋まで来ていた。 この橋を車で通ることはごくたまにあるが、歩いて渡るなんて思いもしなかった。 橋から北方向をずっと行けば、城北公園にまで出るだろう。 毛馬の閘門や水門の方角を、橋上から何気に眺めている、そんな自分が確かにそこにいる。 淀... ...続きを見る

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2008/02/23 18:31
柴田よしき著【小袖日記】
柴田よしき著【小袖日記】 不倫の果て男に捨てられた三十路間近の女が、死のうとしたがアホらしくなってやめた瞬間、何故か雷に撃たれ平安の世にタイムスリップしてしまう。 気がついたらおかめの大群に囲まれていて、女は大パニックとなる。 しかも水瓶の水面に写った自分も、おかめになっていた。 どうやら入れ替わったのは世界ではなく、肉体のようだ。 この世界では十七歳で、小袖と呼ばれている。 だが自分が元いた世界を、はるか千年以上遡ったというわけでもなさそう。 ややこしい話だが、異次元宇宙での平安時代のようだ、何かがおかしい... ...続きを見る

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2008/02/23 18:15
【土曜ワイド劇場・京都殺人案内】
【土曜ワイド劇場・京都殺人案内】 三十年近くの歴史を有するシリーズでの二時間ドラマだが、第一回目だけ山村美紗さん著『花の棺』が原作となっている。 当時の藤田まこと氏演じる狩矢荘助刑事は、雪中の犯人を追跡するほど、ずいぶんとアクティブで活きがよかったものだった。 1979年4月の放送であった。 その翌年の2月以降に放送されていくのが、よく知られる「落としの音やん」こと、音川音次郎警部補が登場する、和久峻三氏原作のシリーズである。 遠藤太津朗氏の秋山課長は、最早助演と言うよりは、ダブル主演と表現しても過言ではなかろう。 こ... ...続きを見る

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2008/02/15 19:00
【ライオン橋】
【ライオン橋】 正月休みのとある日、なんだか一気に陽気がよくなって、部屋に籠っているのもなんなので、デジカメと焼酎の水割りを入れたペットボトル提げ、ブラリと大阪城の辺りを散歩してみた。 梅園の梅が早くも綻び始めていたり、ノラチャンズが気持ちよさそうに日向ぼっこしてたりで、随分長閑な空気が漂っていた。 天守閣前のベンチで名物のたこ焼きを肴に焼酎を飲み、その長閑さを満喫してから、彷徨うがごとく当てもない散策を再開した。 ウロウロしているうちに、難波橋まで辿りついてしまった。 このライオン橋に来るのは、久方... ...続きを見る

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2008/01/19 15:02
【今年も東寺へはんなり初詣】
【今年も東寺へはんなり初詣】 寒さも和らいでお天気も上々の三日に、東寺はんへ参じまして、これで三年連続初詣させてもろてますのん。 記事参照 一年目http://y-tourei.at.webry.info/200601/article_5.html 二年目http://y-tourei.at.webry.info/200701/article_4.html そや言うても、うち真言宗やおへんのえ。 真宗大谷派ですよって、ほんまは真っ先に東本願寺はんでお数珠持ってナマンダブして、それから東寺はんへ参じますのんえ。 ... ...続きを見る

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2008/01/07 19:14
【もう大変なんすから・・・】
【もう大変なんすから・・・】 枯葉よなんて唄っていられるのは、この枯葉を掃除しないで済む人だけ 放っておいたら、こんなんですわ・・・ おまけに雨まで降って、わやくちゃ状態。 晩秋の風物なんぞと、のんきに言ってはおられぬ。 ここをお掃除される方、このたびはどうもご愁傷様でございます・・・。 これが一面に敷き詰めた黄金ならば、さしずめ・・・ 山吹色はいつ見てもよいものじゃのう、越後屋その方なかなかの悪であるのう。 滅相もござりませぬ、手前のような小物、お代官様の足元にも及びませぬ。 こやつめ申しよるのう... ...続きを見る

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2007/12/03 18:36
【香港島の怪異な一夜】
【香港島の怪異な一夜】 私の友人である大西・木嶋・小早川の三名は、前に陸奥路の旅において、座敷童子らしき物の怪に遭遇したことがある。 記事【陸奥路の怪異】参照 ところがそれよりもっと前、私と親しくなる以前のことになるのだが、香港で奇怪な体験をしていたのだ。 三人とも不可思議な異形の何かを呼び寄せる体質なのか、中の誰かがそうなのかは分らない。 ただ日々暮す日常の中では、三人ともまったくこのような怪異な体験をしたことがなく、非日常な旅の中だけでの、特異な体験だと声を揃える。 いったいに三人は実直な人間達で、人を担... ...続きを見る

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2007/12/02 18:15
【小さい秋・・・】
【小さい秋・・・】 既に立冬も過ぎてしまったのに、小さい秋をみつけとは、やはり可笑しいのだろうか? 地球温暖化か何かは知ぬが、秋という美麗にして物哀しき季節が、この世からなくなろうとしてはいまいか。 木々の葉が色づく前に、中途半端な木枯しが散らせてしまい、中途半端に冬が到来する。 四季が移ろう風情や情緒が、年々失われていくようで、寂しい思いがするのは気のせいなのか? 世間がもうX-masなんぞと言い出しているのには、とにもかくにも呆れてしまう次第である。 何でもかでも早々にマスメディア等が騒... ...続きを見る

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2007/11/17 18:17
【陸奥路の怪異】
【陸奥路の怪異】 テレビの旅番組を見ていて、当時私の仕事仲間だった人たちが旅行中に遭遇した、とある出来事について思い出した。 二十世紀が終わろうとしていたころで、もう十年近くも前の噺になるか・・・。 五月のゴールデンウイークが緊急の仕事でつぶれたので、中旬にその代休として休暇を取ることになった。 そこで三人の仕事仲間と一緒に、東北地方への旅行に行くことにした。 皆東北へは一度も訪れたことがなかった。 殊に岩手は【遠野物語】の故郷でもあり、また当時雑誌に連載が始まった【壬生義士伝】での主人公、吉村貫一郎の... ...続きを見る

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2007/10/26 18:25
【永遠のチャンプ】
【永遠のチャンプ】 先日のWBC世界フライ級タイトル戦では、最年長防衛記録がかかった王者内藤大助と、最年少王者かかった亀田大毅の対戦となり、試合前から大層な話題となっていた。 結果は改めて語るほどのこともないが、ベテラン王者内藤の老獪な試合運びに苛立った若い亀田が、レスリングまがいの反則を繰り返す体たらく。 苦労人の王者には悪いが、大仰な前フリとは裏腹に、実にアホらしいしょうもない内容であった。 このフライウエイトは、日本ボクシング界にとっては極めて意味深い伝統の階級である。 白井義男が日本人として初めてボ... ...続きを見る

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2007/10/15 18:39
【村が町へそして都市になる】
【村が町へそして都市になる】 場所名をはっきり言うと色々と障りがあるので伏せておくが、そこは元々野菜畑だらけの長閑な農村地帯だった。 そこで生産された様々な種類の野菜は、ちょっとしたブランド品でもあった。 ところが世の常なのか、各農家では後継者不足となっていき、お定まりの高齢化に拍車がかかっていた。 やがて時代は正にバブル全盛に突入し、畑を売り払い村から離れる人々が続出した。 地上げされた土地は宅地化され、建売の一戸建てや瀟洒なマンションが居並び、その一方では農家が見る間に減少していった。 なし崩しのようにいつの間... ...続きを見る

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2007/10/08 19:14
【久々に競馬の話でもしてみるか】
【久々に競馬の話でもしてみるか】 真夏の怪奇インフルエンザ騒動も終焉し、なんとか無事秋競馬を迎えた。 ローズSで見せた付けた桜花賞馬ダイワスカーレットの横綱相撲、スプリンターSを逃げ切ったアストンマーチャン。 今年の三歳馬は、素人目にも牝馬のほうに分があることが見て取れる。 その反面牡馬はまだ幼く、成長が遅いともいえるのかもしれない。 トーセンキャプテンやアドマイヤオーラの故障は、その甘さの顕れなのだろうか? 素質だけで二歳王者となったドリームジャーニーも、三歳春は一息だった。 秋になって、今年からリニュ... ...続きを見る

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2007/10/01 18:41
北村薫著【ひとがた流し】
北村薫著【ひとがた流し】 石川千波と水沢牧子と日高美々の三人は、互いに気の置けない実に仲のよい女友達同士である。 千波と牧子は小学校の頃からの幼馴染で、大学生になってそこに美々が加わった。 千波はトムさんで、牧子はまんまの牧子で、美々は美々ちゃんと互いに呼び合っている。 社会人となり各々が離れていき、、そのまま個々の世界の住民となり、次第に疎遠になっていくはずだった。 それが偶然か必然か、三人ともトライアングルの格好で近くに住むようになり、四十を越えた今も尚、青春の時より一層仲がよい。 年を重ね個々の人生経験か... ...続きを見る

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2007/09/26 18:15
浅田次郎著【お腹召しませ】
浅田次郎著【お腹召しませ】 幕末から維新の時代にかけてを舞台にした、表題を含む全六編の時代短編集である。 【お腹召しませ】 高津又兵衛は八十石取りの江戸詰藩士だが、既に入り婿の与十郎が家督を継ぎ、勘定方を務めるようになっていた。 しかしその入り婿の与十郎が、あろうことか藩の公金に手を付け、知らぬ間に新吉原の女郎を身請けして逐電した。 江戸定府御留守居役からは、当主である与十郎の不始末である、家禄召し上げの上所払いとなると、又兵衛は脅される。 残された手だてはただひとつ、己が監督不行届の責めを負い又兵衛が腹を切るこ... ...続きを見る

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2007/09/14 18:58
近藤史恵著【賢者はベンチで思索する】
近藤史恵著【賢者はベンチで思索する】 七瀬久里子は服飾関係の専門学校を卒業してデザイナーを目指したが、希望の職にはつけず、脈絡も無くファミレス『ロンド』でウエイトレスのバイトする毎日。 その『ロンド』が暇な時間帯に、いつも同じ席でコーヒー1杯で長時間ねばる老人がいる。 老人は国枝といい不思議な人物だった。 呆けているというが、久里子にはそう思えなかった。 確かに『ロンド』で見る国枝老人は、呆けいるとも見える。 だが久里子の家の近所の公園で、ベンチに泰然と座っている国枝老人は、何故か別人のようだった。 さて久里子の家でひょ... ...続きを見る

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2007/08/12 18:40
【この日に生まれて】{副題:とある将校の事情}
【この日に生まれて】{副題:とある将校の事情} 私は長崎原爆の日となる、今日が誕生日だ。 8月6日(広島原爆の日)及び8月15日(終戦の日)がそれぞれの誕生日の友人がいて、三人とも戦後生まれで戦争を知らない世代なのだが、お気楽にも平和トリオと呼ばれていた時期があった。 いつしかその友人たちとの交流も途絶え、互いの消息も分らなかったのだ。 それがあることが呼び水となり、私はその友人たちとのことを懐古することとなった。 それで知人を辿って現在の居所をなんとか調べて、暑中見舞いを書いて送ってみた。 二人の友人から返事が返ってきて、それから... ...続きを見る

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2007/08/09 18:23
山本兼一著【火天の城】
山本兼一著【火天の城】 織田信長は自ら掲げる天下布武の象徴として、近江の安土山に古今未曾有の城を築城しようと考えた。 天主は五重の上南蛮風にし、そこを自らの御座所とする。 これまでのような戦のための築城ではない、安土山は大和秋津島の中心に位置する天下の要衝、大和六十六州の真ん中で、覇者が天下を睥睨するための城となる。 安土山の高さは一丁(約109メートル)、南蛮城に倣いそこに十二間ほど(22メートルほど)の高さに石垣を築き、更にその上に南蛮風の十五間(27メートル強)を超える高層天主を建てるのである。 これこそ... ...続きを見る

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2007/07/27 18:26
東直己著【スタンレーの犬】
東直己著【スタンレーの犬】 出帆(イヅホ)十九歳、中学校一年の時父母は死に、中学校は中退した。 正確には執拗ないじめにあい、嫌になって中学は行かなくなったし、引取られていた祖母の家も飛び出した。 父親がつけてくれた本当の名は、優美(マサヨシ)である。 出帆がこの名を教えたのは、大好きなストリッパーのローズジェニーと、この世で唯ひとり信頼がおける男の折井だけだ。 十八歳の時に折井と出会った出帆は、彼に特殊な力を認められ、仲間に受け入れられた。 折井は痩せていて、顔の下半分にライオンのたてがみのような立派なヒゲをはや... ...続きを見る

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2007/07/25 20:38
【石の拳を持つ男】
【石の拳を持つ男】 昨年の12月にボクシング殿堂入りが決まっていた、ロベルト・デュランとリカルド・ロペスが今月12日に表彰された。 デュランは50歳(現在56歳)まで戦い続けて、自らの栄光を汚すような試合をしていたが、石の拳らしい生き様だとも思ったものである。 120戦104勝(69KO)16敗はすごい、自分にとってこれほどのアイドルボクサーは、もう二度と出ないだろうと思っている。 第18代WBA世界ライト級王者・第14代WBC世界ライト級王者:第6代WBC世界ウエルター級王者・第22代WBA世界Jミドル(... ...続きを見る

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2007/06/27 18:16
高木彬光著【能面殺人事件】
高木彬光著【能面殺人事件】 この著者の作では、神津恭介や霧島三郎検事等のシリーズが有名であるが、本作では高木彬光自身を、推理作家となる以前の姿で、探偵として登場させている。 昭和21年、終戦の翌年の夏、三浦半島の海浜ホテルに滞在していた高木彬光は、高校時代の友人柳光一とでくわす。 探偵小説マニアの高木は、柳からいっそ私立探偵になるか、探偵小説を書いてみてはどうかと、まんざら冗談でもない口吻で勧められる。 高木はそれに応えて、私立探偵となり間抜けなワトソンの存在がない、いまだ前例を見ない、探偵自身が描く推理小説を書いて... ...続きを見る

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2007/06/18 20:27

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